臍帯血のなかに含まれる幹細胞は、さまざまな細胞になる能力や、分裂し増殖する能力をもっています。 |
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たとえば、血液のもとになる「造血幹細胞」のほかにも、神経のもとになる「神経幹細胞」、骨、脂肪、筋肉、皮膚な |
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どのもとになる「間葉系〔かんようけい〕幹細胞」などの細胞が臍帯血中に存在するとの研究が報告されています。 |
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臍帯血は血液の病気以外にも、さまざまな病気の治療に有効な幹細胞の供給源となる可能性を秘めているといえます。 |
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体の中にある細胞は、200種類ほどと言われています。そのすべてにそれぞれ別の幹細胞があるかというとどうやらそうではないようです。幹細胞が、200種類の各細胞へと変化していく様子は、生き物が進化してきた様子に例えることができます。
つまり、哺乳類には哺乳類の、魚類には魚類の共通の祖先があって、それぞれの祖先にはさらに共通の祖先がいます。
同じように血液の細胞には血液のもとになる幹細胞が、骨や筋肉には別のもとになる幹細胞が、さらにその前にはそれらの共通の幹細胞があると考えられています。
すべてのおおもとの細胞は、たったひとつの幹細胞・・・そう、卵です。
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